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2017年1月22日日曜日

アメリカでインフルエンザにかかると

実は、先週、久しぶりにインフルエンザにかかってしまいました。約15年ぶり。起きた時から激しい咳であれ?と思うことはあったものの、他は普通。夕方から、何となく熱っぽいっていうか、全身筋肉痛になりかけっていうか、何だかヤバい。で、次の日の朝、ドンドン熱が上がって、40度近くになっちゃったのでした。体調を崩すと、嫌が応にもここは日本じゃないって知らしめられます。

健康保険

トランプ大統領になって、オバマケアの見直しがなされるようですが、今のところは、オバマケアのもと、一応、全住人が入っているはずの健康保険でも、日本と違って、入っている保険によってカバーがマチマチ。自分の持つ保険で、先生が診てくれるのか、支払いはいくらになるのか、判断して病院に行く、自己責任の世界です。

掛かり付け医それとも救急医?

日本の保険制度の素晴らしいところは、基本的に、どんなお医者さんにも診てもらえることにあります。アメリカでは、保険に紐付いた形となっていて、どんな先生にも自由に診てもらえるわけじゃありません。主治医を通すことが基本のHMOは、主治医に診てもらうことが基本。私の入っているPPOは、ネットワーク内の先生であれば、主治医を通さなくてもいいんですが、一応、主治医の先生はいます。

何せ、全て予約制の世界。主治医の先生も、その日にすぐ診てもらえることは皆無です。電話やメールで対応してもらえるのはとってもありがたいんですが。で、インフルエンザなったかな、病院に行きたいな、っていう時は、大概の場合、救急病院に行くことになります。

救急病院:urgent careとemergency care

救急病院には2種類あります。命に関わるような場合のemergency careと、それ以外のurgent care。保険によるので、一概には言えないものの、emergency careに行くと、大金が請求される可能性があるので注意が必要です。それに、そんなに命危険に差し迫っているわけじゃないのにemergency careに行くと、後回しにされて、何時間も待たされる可能性もあります。

urgent careも混んでいる場合が多いです。以前行ったurgent careでは、4時間くらい待たされて、かえって病気が悪化しそうだったのを覚えています。今回は、チャッキーがいろいろと調べてくれ、PPOのみを受け付けて、とても評判のいい病院を選定。3人待ちってことで、1時間くらい待たされましたが、それでも、結構、早く診てもらえたと思います。

解熱剤

インフルエンザになると、熱でウィルスを殺すので、解熱はしない方がいいという話も聞いたことがありますが、40度も熱が出ると、熱くて、苦しい。病院に電話すると、直ちにイブプロフェンかアセトアミノフェンを飲んで、解熱するようにとの指示。イブプロフェンは、アドビルとか、アリーブという商品名で売っています。アセトアミノフェンはタイノール。うちには、パブロンはあったけど、純粋なアセトアミノフェンがなかったので、イブプロフェンを服用しました。すごい効き目で、あっという間に38度くらいまで下がりましたが、空腹に飲んだので、副作用で、吐き気が酷かった…。空腹時にはアセトアミノフェンの方がいいです。

病院の検査と治療

病院では、まず、簡易キットでインフルエンザか否かのテストをされます。インフルエンザ発症から時間が経っていないと陰性になってしまうので、12時間から24時間経過後の方がいいらしいです。私はバッチリ、A型の判定でした。

インフルエンザは免疫力で治すしかないってことで、タミフル以外の薬は処方されませんでした。その代わり、ビタミンBの注射をお尻にブスリ。免疫力を高めるらしいです。

タミフル

初めて服用しました。タミフル、インフルエンザ菌を殺すのではなく、増殖を防ぐ薬なんだそうです。なので、約1日、回復が早くなるというのが、その効果らしいです。私もそのせいか、回復は早かった気はするんですが、吐き気の副作用が出てしまって、途中、断念しました。

食べ物

初日は全く受け付けませんでした…。日本だと、おかゆとかから始めるんでしょうが、チャッキーが作ってくれたのは、チキンヌードルスープ。アメリカのお粥ですよね。それと、こんな飲み物を飲まされました。

エンシュア。栄養ドリンクなんですが、はっきり言って、あんまり美味しくないです。

おまけ

旦那さん、すごく世話してくれました。感謝です。で、お決まりのごとく、うつしちゃったんですよね。熱っぽいって言うので、測ると38度5分。それが、1日で回復してしまった、チャッキー。恐るべし、免疫力。

 

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